「エアリズムを着ていてもイマイチ涼しくない…」と感じる人は意外とたくさんいます。
ユニクロのエアリズムは誰でにも効果がある万能アイテムではありません…。
(使う人によって効果がないことも)
ざっくり言うと、
- 汗をかきやすい人
- ゆったりとしたサイズ感が好きな人
- 古いエアリズムを着ている人
にはエアリズムが涼しく感じない(暑く感じる)ことが多いです。
\ ユニクロ公式動画(31秒) /
エアリズムの秘密をご紹介
タップできる目次
エアリズムの特徴
ユニクロのエアリズムには4つの快適な機能があります。
- ドライ
- 接触冷感(せっしょくれいかん)
- 抗菌防臭(こうきんぼうしゅう)
- ストレッチ
上記4つの快適機能の特徴は次のとおりです。
機能 | 特徴 |
ドライ | 汗をかいてもベタつかずサラッと快適 |
接触冷感 | さわるとひんやり感じて快適 |
抗菌防臭 | 嫌なニオイをおさえて快適 |
ストレッチ | しなやかにフィットして快適 |
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ユニクロのエアリズムの仕組み・構造・特徴・素材を簡単イメージ|抜群の速乾性で通気性がよい
エアリズムが汗を吸わない理由(化学繊維には吸水性がほとんどない)
エアリズムの素材は『ポリエステル』などの化学繊維です。
実は化学繊維には吸水性がほとんどありません。
「吸水性がない素材なのに、どうしてはやく乾くの?」と疑問に思うかもしれません。
はやく乾くのは、ポリエステル繊維に すごい加工がされている からです。
繊維の拡大イメージ
(出典:ユニクロ)
男性用のエアリズムの素材は、『ユニクロ』と『東レ』が共同開発した「マイクロポリエステル繊維」です。
肉眼では1本の糸に見えますが、実際にはものすごく細かい繊維が束ねられています。
その細かい繊維を束ねた糸で生地を編んでいます。
細かい繊維を束ねることで、吸水性がほとんどないポリエステルで編んだ生地に吸水性をもたせることができる。
1本の糸に見えますが、束ねられた細かい繊維と繊維の間にスキマ(隙間)ができます。
このスキマに重要な役割があって毛細管現象につながってきます。
毛細管現象を汗をかいたシーンに当てはめてみる
毛細管現象は、液体が『すきま』を上がっていくことです。
次は『エアリズムを着て汗をかいたシーン』に当てはめて考えましょう。
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1エアリズムを着て汗をかく
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2「汗をかいた肌」と「着ているエアリズム」は触れ合っている
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3エアリズムの生地に汗が吸収されていく
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4毛細管現象によって汗が繊維のスキマを上がっていく過程でだんだん蒸発していく(★重要ポイント)
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5汗が広い範囲に拡散されていくのでより蒸発しやすい(★重要ポイント)
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6素早く汗が乾いてサラッとしている
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エアリズムを暑いと感じる人(着用をおすすめしない人)
ユニクロのエアリズムが暑いと感じる人(相性が悪い人)は次のとおりです。
- 汗をかきやすい人
- ゆったりとしたサイズ感が好きな人
- 古いエアリズムを着ている人
汗をかきやすい人
汗をかきやすい人にはエアリズムが合わない(暑く感じる)ことが多いです。
エアリズムは速乾性に優れていますが、汗をかきすぎると蒸発が追いつかなくなります(限界がある)。
生地が乾くスピードよりも汗を大量にかくと、肌がベタベタして不快感がアップして暑く感じやすいです。
『汗をかきやすい人』は『汗をかきにくい人』と比べるとエアリズムの快適さは感じにくくなります。
ゆったりとしたサイズ感が好きな人
エアリズムは身体にぴったりフィットするようにつくられています。
ストレッチが効いてよく伸びるので着心地が悪く感じることはありません。
ふだんからゆったりしたサイズ感が好きな人にとっては、エアリズムのぴったりしたフィット感が窮屈に感じやすいです。
エアリズムが肌に密着しているのが嫌で体感的に暑苦しく思うこともあります。
古いエアリズムを着ている人
エアリズムの素材はポリエステルなどの化学繊維です。
一般的にポリエステルの寿命は「4~5年」
生地が伸びたりヨレたりしてフィット感が悪くなると、エアリズムのドライ機能は100%発揮されません。
汗を拡散して蒸発させることがスムーズにできなくなるからです。
エアリズムは毎年アップデートされた新作が発売されています。
セールを利用してエアリズムを定期的に買い替えてみるのもおすすめです。
対策・代用品|エアリズムデオドラントメッシュがおすすめ
(出典:ユニクロ)
2023年春夏モデル最新のメンズインナーに『汗の吸水性』と『消臭性』の高い新素材のエアリズムデオドラントメッシュインナーが新登場。
2022年春夏モデルのエアリズムマイクロメッシュが進化
生地の編み構造を工夫することで、2022年春夏モデルのエアリズムマイクロメッシュよりも『汗の吸水量』と『吸水速度』がアップしたエアリズムデオドラントメッシュインナーを新たに開発。
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【2024春夏新作】ユニクロのおすすめ人気エアリズムデオドラントメッシュまとめ(メンズ)|快適インナーを比較
対策・代用品|コットン100%のインナーがおすすめ
コットン100%のシャツや下着は着心地が良くて肌ざわりがしっとりしています。
綿(コットン)のメリット
- 通気性や吸水性に優れている
- ふんわりとした優しい肌ざわり
- 静電気がおきにくい
エアリズムを使い分ける
エアリズムが効果的なときもあれば、あまり効果がないときもあります。
一長一短でメリット・デメリットあり
『天然繊維のコットン(綿)』と『化学繊維のエアリズム』をうまく使い分ける。
それぞれの良さを活かして快適にすごしましょう。